今回のJIMTOF2016ではコンセプトに「応える、叶える、超える」を掲げ、多彩なソリューションをわかりやすい形で紹介

三菱マテリアルは、銅やセメントといった社会生活の基盤となる基礎素材から、超硬切削工具、電子材料など多岐にわたって事業を展開する総合素材メーカーです。複合事業体としての強みを活かして、ユニークな技術により新たなマテリアルを創造し、人と社会と地球のために貢献しています。

高速領域加工用の「MC6015」はコーティング結晶を一方向に成長させることで被膜の硬さを向上。優れた耐摩耗性と耐チッピング性を実現しています。

シリーズの中で最も耐摩耗性に優れた「BC8110」は、連続切削の高能率加工に最適。
一方で最も耐欠損性に優れた「BC8130」は、不安定な切削状態や強断続加工に適しています。さらに、仕上げ面粗さ重視の加工用として「BC8105」を新たにラインアップ。面粗さRa0.6,Rz2.4以下の仕上げ切削に向いています。

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「MS6015」は小型自動旋盤での、純鉄、炭素鋼、快削鋼の旋削加工において専用超硬母材と新PVDコーティングのコンビネーションにより、安定した仕上げ面と寸法精度を実現させる製品です。部品加工用としてコーナRをマイナス公差に設定したアイテムということで発売しています。
小さな自動旋盤上の炭素と快削鋼を回すときに、新しいMS6015 PVDコーティングされた超硬グレードは、滑らかな表面仕上げと優れた寸法精度を保証。特殊超硬合金基材と新PVDコーティングの組み合わせは、優れた表面を与えるために、この機能を提供しています。
さらに、小さな部品のアプリケーションのための適合性を確保するために、インサートは、コーナ半径上のマイナス公差で設計されています。

1. 蓄積したTi-CNベースのコーティングは、炭素鋼から製造小物部品を加工するために使用される50〜150メートル/分の低切削速度に培地で優れた耐摩耗性を実現。また、蓄積されたコーティング構造を最適化することにより、基材に対するコーティング層の密着性が向上しています。
2. MS6015は炭素鋼用の従来の等級に比べて優れた溶接性を実現し、次元の整合性とともに、良好な表面仕上げとなっています。
3. 小型の自動旋盤加工用の3ブレーカは、工作物の材料やアプリケーションの広い範囲をカバー。標準在庫として利用することができます。

座ぐり加工用超硬ソリッドドリルシリーズ「MFE」は、切れ刃が先端角をもたないため、穴底がフラットになるように設計されたドリルです。また傾斜面や曲面の穴加工や薄板加工にも適していて、多様な加工が可能となることから工程短縮が可能。このたび、ドリル径3.0mmから20.0mmまでの31型番を発売しています。

1. 新Zシンニングにより、切りくず排出スペースを拡大し、低スラストを実現。
2. 異なる曲率のRを組み合わせた溝形状により、高い切りくず処理性を確保することができます。
3. 切れ刃コーナ部にフラットランドを設け、切れ刃強度を保持。
4. 独自の表面平滑化処理により、切削抵抗を低減し位置精度の向上を実現しています。

金型材の高硬度化に伴い、さらなる耐摩耗性に加え潤滑性と高い密着性を備えた新コーティング“インパクトミラクルコーティング”と高硬度鋼の安定加工を実現する超微粒超硬合金のコンビネーションによる高硬度鋼加工用「インパクトミラクルレボリューション」シリーズを新たに発売。
耐酸化性と潤滑性に優れる新開発の(AL,Cr,Si)Ｎ系コーティングと耐摩耗性と高密着性で実績の高い(AL,Ti,Si)Ｎコーティングの組み合わせで、高硬度硬鋼加工で優れた耐摩耗性を発揮しています。

1. 耐酸化性と潤滑性に優れる新開発の（Al,Cr,Si）N系コーティングと耐摩耗性と高密着性に優れる（Al,Ti,Si）N系コーティングの組み合わせで、高硬度鋼加工に優れた耐摩耗性を発揮しています。
2. ２枚刃ボールエンドミル「VFR2SB」は、切れ刃カーブ、ねじれ角、すくい角を最適化し、ボール刃全域で切れ刃強度の向上を実現。
3. 鏡面加工用２枚刃ボールエンドミル「VFR2SBF」は、新開発の表面改質技術の“新ZERO-μ(ミュー)サーフェース”を採用し、光沢ある仕上げ面を実現することで磨き工程の短縮が可能です。

Inconel®718等に代表されるNi基耐熱合金は高温強度に優れますが、800℃を超える領域では強度が低下し、切削加工が容易になるのが特長です。「CERAMICラジアスエンドミル」は、高速・高送りの切削条件により切削熱を与え、易削化した被削材を高能率で加工するエンドミルです。

1. 超硬合金より高温硬さに優れるセラミックを採用することにより、Ni基耐熱合金を高温領域で易削化させた高能率加工を実現。
2. 独自のコーナR部すくい面の特殊ネガ形状と特殊強ネガ刃形は、高温と高い負荷への耐久性を誇っています。
3. 高速切削および高送りによる切削加工のため、加工能率は超硬エンドミルの10倍が可能です。

セッティング時間の大幅短縮と工具コストの削減を実現。
「HVF」は、エンジン部品であるシリンダーヘッドのバルブガイド穴とシート面加工用転削工具として、セッティング時間の大幅短縮と工具コストの削減を実現したバルブフィニッシャーとなっています。
ツールホルダを標準在庫品として販売開始し、リーマ、ヘッド、バイトは加工仕様にあわせる形として特殊受注対応の形をとっています。

1. ヘッドとツールホルダを分割式にすることにより、工具交換を最少に抑え少量多品種に適用可能です。
2. ワンアクションでリーマとヘッドの高剛性な同時クランプを実現し、セッティング時間を大幅短縮。
3. 内外径同時クランプ方式は剛性が高く、リーマ振れ調整が不要な高精度を実現しています。

「FMAX」は、軽量化と高剛性を両立させ、従来品以上の多刃設計により、アルミ合金等の非鉄金属を、工具径125mm､24枚刃において、テーブル送り速度毎分20ｍ以上の高能率で加工することが可能。自動車部品などの加工高能率化を実現できる、正面削りカッタとして発売されています。

1. インサートのすくい面上に設けたボディプロテクタと切れ刃に向かうクーラント効果により、理想的な切りくずを生成し、カッタボディへの擦過損傷を抑制しています。
2. アルミ合金と特殊スチール合金の組み合わせにより、カッタボディの軽量化と高剛性を両立させ、ダブテイル拘束（逆テーパ溝形状）構造とすることで、高速回転時のインサートの飛び出しを防止。
3. インサートの振れ精度調整機能により、複数回の再研磨に対応した微調整を確保し、高精度なセッティングを容易に行うことが可能です。