最適な入浴姿勢を実現する車椅子式入浴装置「ライラック」などを紹介

酒井医療（以下、SAKAImed)は、医療・福祉・医療機器の総合メーカー。身体機能の回復を目指すための電気治療器を、日本で初めて開発・製造。さらに、水治療法機器、運動療法機器といった時代のニーズに応じた画期的なリハビリテーション機器を次々に生み出し、多くの人々を自立へと導いています。

施設の形態、サービスの内容、利用者のニーズが多様化する中、浴室づくりにも、サービスの質や安全性、採算性など、多角的な視点が求められています。SAKAImedは、リハビリテーション、疾患への配慮、プライバシー、QOL（生活の質）などさまざまな面から入浴を捉え直し、総合的な視点で浴室づくりを支援しています。

事故につながる要因を抽出・検討し、メーカーとして、機器の改良に積極的に取り組むことはもちろん、入浴に関わるヒヤリハット情報の共有や納入後の機器の管理にも力を入れています。常に現場主義のリスクマネジメントを貫き、その活動は日々刷新されています。

入浴装置だけでなく、操作性や動線を踏まえたレイアウト、浴室改修におけるアドバイス、行政情報の提供など、浴室設計や資金に関する各種情報も提供しています。
また、浴室改修工事・設備更新の増加、小規模多機能化・ユニットケア化された施設の増加などの市場背景を見据え、「省スペース・省施工ニーズ」を製品開発にも反映。製品から浴室づくりまで、多角的な提案をしています。

座位入浴の介護浴槽とは、専用の車椅子などを使用することで利用者を簡単に浴槽へ進入ができるようにした介護浴槽です。座位姿勢を取れる入浴者を対象としていて、車椅子の利用者が多いデイサービス・デイケアセンター、介護老人保健施設などで使用されています。また近年はユニット型の老人福祉施設（特別養護老人ホーム）やグループホーム・小規模多機能型施設など、様々な施設で使用されています。

座位入浴は、浴槽の大きさや浴槽への進入方式（据え置き浴槽・リフト使用）などで大別することができます。その中でも、入浴効率の違いや殺菌装置内蔵型などその機能によりさらに詳細に機種が分かれています。SAKAImedでは、業界TOPの浴槽ラインナップで,顧客の多様なニーズに対応する座位入浴のソリューションを提供しています。

浴時の足元スペースをたっぷり確保し、さらに車椅子のチルト＆リクライニング操作で入浴者に合った最適な入浴姿勢を実現する車椅子式入浴装置です。より重度のユーザーも入浴できるようになっています。

■　浴槽　足元がひろびろ
◇　足元のゆとり空間が広くなりました。大柄な方、尖足の方も入浴しやすくなっています。

■　車椅子　車椅子は利用者に合わせて2種類から選択可能。
◇　安心して洗身が可能
入浴用車椅子をフルリクライニングさせることで、臀部の洗身が1人で行えます。

◇　上肢をサポート
洗身時の脱落を防止。入浴中の姿勢を安定させます。
◇　チルトで安心
車椅子をチルトすることで、入浴姿勢が安定し、前ズレを防止しています。

水と空気でできた超微細な気泡が、肌のすみずみまで包みこむ効果を発揮。汚れや毛穴の奥の老廃物などを浮き上がらせるほか、気になるニオイの元も流しています。