林野庁/林政部 木材利用課(所在地:東京都千代田区)は、「WOODコレクション(モクコレ)2024」(2024年1月11日~1月12日、会場:東京ビッグサイト)に出展し、身の回りのものを木に変える、木を暮らしに取り入れる、といった私たちの生活を持続可能な社会へ切り替える行動「ウッド・チェンジ」を展示紹介しました。
林野庁は農林水産省の2つの外局(林野庁、水産庁)のうちの一つです。
・わが国の森林は、国土面積3,800万ヘクタールの70%に相当する2,500万ヘクタールを占めています。
・南北に長い国土、変化に富んだ地理的条件などを反映して、森林の姿は地域によってさまざまです。
これらの森林は、山村の林業や木材産業の活動、それを支える農山村の労働力によって守り育てられてきました。その結果、都市部に生活する人々は国土の保全、水資源のかん養など、多くの恩恵を受けています。
また、近年では、快適な生活環境や美しい景観の維持・創造といった新しい観点からの森林整備の推進が国民的な要請として求められています。
一方で、林業や木材産業が山村の主要な産業であることに変わりはありません。山村の振興を図るためにも、林業や木材産業の活性化は不可欠です。
林野庁では、このような森林を対象に、各種の施策を講じています。すなわち、森林の健全な育成を通じて、国土保全など公益的機能を高度に発揮させること、さらに木材の安定供給を図るなど、民有林行政と国有林野事業を行うのが林野庁の大きな役割です。
都市の木造化推進法の改正を踏まえ、「ウッド・チェンジ」を促進するため、より多くのB2B企業へ発信することで、木材利用の意義等への認知度向上させるために出展しました。
「ウッド・チェンジ」は、身の回りのものを木に変える、木を暮らしに取り入れる、建造物を木造化・木質化するなど、木の利用を通じて持続可能な社会へチェンジする行動です。
私たちの暮らす日本は、周囲が海で囲まれ、国土の7割は森林で占められている、森と海に恵まれた自然豊かな国です。この海が豊かな生物を育むためには、その上流の森林もまた豊かであることが欠かせないことから、「森は海の恋人*」と言われています。
つまり、海にまつわる名前を持つ国民的キャラクター「サザエさん一家」、森の恵みとは切っても切れない相思相愛の関係です。
そうしたことから、豊かな森林を育む「伐って、使って、植えて、育てる」森林資源の循環利用の「環(わ)」を確かなものとするため、「森林の環(もりのわ)応援団」になっていただきました。
*協力 NPO法人森は海の恋人
令和3年10月1日に施行された、脱炭素社会の実現に資する等のための建造物等における木材の利用の促進に関する法律(通称「都市(まち)の木造化推進法」)に基づき、木材利用を促進しています。
詳細はこちら
https://www.rinya.maff.go.jp/j/riyou/kidukai/
・HULIC &New GINZA 8
建築主のヒューリック株式会社では、気候変動対策の⼀つとして、「耐⽕⽊造建築の開発を通じたCO2削減と森林の循環促進」に取り組んでいます。このビルでは、林業の成⻑産業化と地⽅創⽣にも貢献できるよう、「銀座の中⼼に森をつくる」を開発コンセプトとし、福島県産のスギを中⼼に国産材を積極的に利⽤しました。鉄⾻やコンクリートも適材適所で使いながら、構造で⽊材に置換できる部分の⽊造化を進めることで、経済的にも合理性の⾼い建築を⽬指しました。
詳細はこちら
https://www.rinya.maff.go.jp/j/riyou/kidukai/attach/pdf/wckyougikai-56.pdf
出展社 | 林野庁/林政部 木材利用課 |
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住所 | 〒100-8952 東京都千代田区霞ヶ関1-2-1 |
URL | https://www.rinya.maff.go.jp/ |
展示会名 | WOODコレクション(モクコレ)2024 |
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展示会概要 | 日本各地の木材製品や国産木材についての理解を深める体験型コンテンツなど、東京都が日本各地と連携して開催する木材製品展示商談会 |
会 期 | 2024年1月11日(木)、1月12日(金) |
会 場 | 東京ビッグサイト |
住 所 | 〒135-0063 東京都江東区有明3-11-1 |
主催者 | WOODコレクション実行委員会 |