日本製鉄株式会社(以下、日本製鉄)は、11月15日(月)~18日(木)までの4日間、中東UAEのアブダビで開催の国際石油関連展示会ADIPEC(Abu Dhabi International Petroleum Exhibition & Conference)に出展します。日本製鉄は、ADIPECに2015年から出展しており、昨年は新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の影響から中止されていたため、今回、2年ぶり6回目の出展となります。
ADIPECは、毎年、来場者数約10万人、出展企業2000社を超える石油関係では世界最大規模の国際展示会です。中東地域だけでなく、世界中のエンジニアリング会社やメーカー、オイルメジャーなどが参加しています。
今回出展するのは、カーボンニュートラル実現に向け大きな期待が寄せられるCCS※1のような高濃度CO2環境でも適応可能なハイエンド油井管や、水素社会の実現に向けて商用水素ステーションで要求される高度な耐水素腐食性を持つ高圧水素用ステンレス鋼「HYDREXELTM(HRX19®)」、洋上風力発電設備の架台にも適用されるHAZ靭性※2を高めた厚板「HTUFF™」などの高機能製品です。世界的に気候変動問題解決のニーズが高まる中、脱炭素化を推し進めるソリューションとして期待されるエネルギー関連製品を中心にお客様にご紹介します。
今回の出展を通じて、中東地域をはじめとする世界各国のエネルギー企業からの脱炭素化ニーズに対応することで、日本製鉄が掲げる「ゼロカーボン・スチールへの挑戦」に向け、技術開発や商品提供などの観点で、グリーン社会の実現に広く貢献してまいります。
日本製鉄グループは、常に世界最高の技術とものづくりの力を追求し、国連で採択された「持続可能な開発目標」(SDGs)にも合致した活動(「エネルギーをみんなに そしてクリーンに」「気候変動に具体的な対策を」)を通じて、これからも社会の発展に貢献していきます。
※1:CCS(Carbon dioxide Capture and Storage)とは
発電所や化学工場などから排出されたCO2を他の気体から分離して集め、地中深くに貯留・圧入
する「二酸化炭素回収・貯留」技術のこと。
※2:HAZ靭性とは
溶接時の熱影響を受け、金属組織が変化する部位の靭性
▼詳細は、ADIPECのホームページをご参照ください。
転載元:PRESS CUBE