APTechの分析・検査向け装置や金属3Dプリンターに用いられる電子源『CeB6（CeBix®）』『LaB6』をご紹介

APTechはアメリカに所在しているため主な顧客はアメリカ、ヨーロッパ地域のメーカー。電子源はニッチなパーツではあるが、日本をはじめとしたアジアでの認知度向上や、分析・検査装置以外の新しいアプリケーション向けへのPRのため、今回初めて、国内の展示会へ出展した。

Applied Physics Technologies（APTech）は、William Mackie, Ph.D.とGary Cabeにより1995年に設立。20年以上にわたり遷移金属、熱電子源、FE電子源の研究を行ってる。APTechの最大の魅力は高い開発力と技術力。単結晶の先端形状や電子源アセンブリなど、さまざまな仕様に対し自社設計・製造が可能。

・高品質な単結晶素材
高輝度、高寿命を特徴とするAPTechの電子源は、単結晶から自社で製造。さらに、単結晶を製造する装置（ゾーンリファイニング装置）も自社で開発した。
APTechの高純度の電子源は、様々な製品のコア技術として採用されている。

・柔軟なカスタム対応
豊富な製品ラインアップと確かな開発能力で、多様な顧客要求に幅広く対応が可能。単結晶の製造からメーカーごとにカスタマイズした製品を提供する環境を有している。

六ホウ化セリウムを材料とする電子源。高寿命、高輝度、耐汚染性（LaB6比較）といった特徴を持っている。用途はLaB6と同じだが寿命や機能面でより優位性のある製品である。熱電子源（タングステンフィラメント）と置き換えることで、さらに高い性能を発揮する。

六ホウ化ランタンを材料とする電子源。高寿命、高輝度（タングステンフィラメント比較）といった特徴を持っている。

高融点、高硬度、高い耐久性、低い蒸発率（長寿命）で、低真空環境下でも高性能を発揮。

自社装置を使用したゾーンリファイニング製法により高純度で高品質な単結晶を製造。

認知度の低いアジア地域での認知拡大と、検査・分析装置、X線管だけではなく、今後需要の拡大が見込める金属3Dプリンターの分野にも訴求していき、用途の拡大に力を入れていきたいと考えている。