《 Sea Japan 2018 》
三井E&Sは、100年にわたる造船の実績を誇り、高い技術力と豊富な経験で揺るぎない信頼を獲得してきました。三井造船は、2018年4月に三井E&Sグループとして新たな一歩を踏み出します。創業から100年、総合重工メーカーとして培ってきたグループ内の造船・機械・エンジニアリング・海洋開発・ITといった多彩なリソース・技術を駆使しながら、グループ全体13,000人を超える社員一人ひとりが製品や組織の枠にとらわれない発想と行動で、より良い社会の実現のため、一丸となって取り組んでいきます。
本社:東京都中央区築地5丁目6番4号、代表取締役社長 田中 孝雄
各事業会社およびグループ内各社との連携体制の強化に取り組みます。また、当グループの長期ビジョンで成長戦略としている3事業領域への経営資源の集中などのグループ全体の戦略立案を通じ、企業価値の向上と成長性、収益の安定性の確保を図ります。
創立100周年を節目に、私たちは大きな変革に取り組んでいます。社会により高い価値を創り出すエンジニアリングチームとなるべく、2018年4月持株会社体制への移行とともに、商号を「三井造船グループ」から「三井E&Sグループ」に変更し、新たな一歩を踏み出しました。船舶・艦艇事業、機械・システム事業、エンジニアリング事業の3つの事業本部をそれぞれ事業会社として持株会社化することにより、戦略立案・実行スピードの向上、外部環境の変化に伴う柔軟な戦略変更、他社とのM&Aなど大胆な戦略実行および選択と集中の促進による一層の企業価値向上に取り組みます。一方で、持株会社である三井E&Sホールディングスは、 事業独立性が強くなった各事業会社およびグループ内各社との連携体制の強化に取り組みます。また、グループ全体の経営計画策定などの戦略立案を通じたグループ各社の有機的な一体感の醸成と、当グループの長期ビジョンで成長戦略としている3事業領域への経営資源の集中により、グループ企業価値の向上と成長性、収益の安定性の確保に取り組みます。
製品や組織の枠を越え、課題解決が必要とされている領域へ。三井E&Sグループが注力する3つの事業領域。
再生可能エネルギーの創出や、海洋資源開発への参画で、持続可能な地球の未来に貢献します。風力やバイオガス、バイオマス発電プラントなどの再生可能エネルギー創出や、浮体式海洋石油・ガス生産貯蔵積出設備(FPSO)による海洋資源開発への参画など、多様なエネルギー創出を、さらにノウハウとリソースを集めて強化します。
サプライチェーン全体に精通したプロフェッショナルとして、海上物流・輸送にさらなるイノベーションを起こします。船舶の建造をはじめ、コンテナクレーンなど製品の提供、ITによる船舶用エンジンの管理、コンテナターミナルのマネジメントといったサービスの提供まで。グローバルなサプライチェーン全体に精通した海上物流のプロフェッショナルとして、さらなるイノベーションを実現します。
新興国には、発展に不可欠なプラント設備・交通インフラを提供し、国内・先進国には、インフラの保全技術で安全安心に貢献します。新興国には橋梁や発電プラントなどの社会インフラ、化学プラントの建設などを。国内ではインフラの老朽化対策として私たちの保全技術を。グループが持つ複数の製品技術の融合と、外部との積極的なコラボレーションを進め、新たなソリューションを提供します。
本社:東京都中央区築地5-6-4、代表取締役社長 岡 良一
動力エネルギー分野、物流システム分野、社会インフラ分野を擁し、国内・海外で高いプレゼンスを発揮しています。動力エネルギー分野では、船舶用ディーゼルエンジンをはじめ、高炉の心臓部を担う往復動圧縮機などの各種コンプレッサ、ガスエンジンコージェネレーションシステムなど、多彩な製品を生産。物流システム分野では、各種の物流・運搬機械を生産し、環境配慮型ヤード用コンテナクレーンや、新型岸壁用コンテナクレーンなどで高付加価値化を推進しています。社会インフラ分野では、橋梁、海洋構造物などの技術で社会基盤の整備、快適な都市づくりに貢献しています。
船舶用ディーゼルエンジン、ガスタービンおよびガスエンジンコージェネレーションシステム、プロセス用圧縮機、炉頂圧回収タービン発電設備(TRT)、反応器・熱交換器、回転式乾燥機・石炭調湿設備、コンテナ用岸壁クレーン、ヤード用トランスファークレーン、コンテナ・ターミナル・マネジメント・システム、産業用クレーン、橋梁、浮桟橋・浮体式係船岸、レーダ探査装置、マニュプレータ
『 船用主機用NOx削減装置(EGR) 』
船用主機用NOx削減装置のご紹介 NOx reduction system for large marine diesel engine (Exhaust Gas Recirculation)
1. EGRの機器構成と配置 EGR equipment and a location example of WTS
60 cm bore Engine layout mounted EGR equipment.
■ 水処理装置の船内配置例
Location example of Water Treatment System (WTS) equipment.
2. 就航船の結果 Service result of EGR
安定した運転と良好なシリンダコンディションを確認
Confirmed a stable operation in good cylinder condition.
■ シリンダコンディション Cylinder condition
3. ECO-EGRの特徴 Feature of ECO-EGR
ECO-EGRのコンセプト Concept of ECO-EGR
■ NOx増加 NOx increase
■ 一般海域でもEGR運転し、効果的にNOxを低減
NOx decrease efficiently by EGR in a global area.
■ 最大約6g/kWhの燃費率改善
Decreased a fuel consumption rate up to 6g/kWh.
■ ECO-EGRコンセプト ECO-EGRコンセプト ECO-EGR concept
NOxと燃費率はトレードオフ
Trade-off relationship between NOx and SFOC
排気再循環(EGR;Exhaust Gas Recirculation)は、ディーゼル機関でのNOx生成を顕著に低減させる技術です。この技術によってNOx ECA内におけるTierⅢ要件を満足させることが可能となります。
EGRシステムは、排ガスの一部を冷却及び清浄した後、掃気管へ再循環させます。この方法によって掃気中に含まれる酸素の一部が燃焼によって生成された二酸化炭素と置換されます。これによって掃気中の酸素含有量が低下し、また、熱容量が増大し、その結果、燃焼温度最高点が低下しNOx生成が低減されます。
Exhaust Gas Reciculation(EGR) is a method to significantly reduce the formation of NOx in diesel engines. By using this method, the Tier Ⅲ requirements in NOX ECA can be met. In the EGR system, after a cooling and cleaninng process, part of the exhaust gas is recirculated to the scavenge air receiver. In this way, part of the
oxygen in the scavenge air is replaced by the carbon dioxide from the combustion process, This replacement decrease the oxygen content and increases the heat capacity of the scavenge air, thus reducing the temperature peak of the combustion and the formation of NOX.
注記 Note: EGR水処理装置については、株式会社三井E&Sマシナリーまでお問合せ願います。
For the EGR water handling system, please contact us.
EGRシステムでは主機関形式や過給機台数により、Bypass matching 又はT/C cut-out matching の二通りのマッチング方法が適用されます。
Two different matching methods; bypass matching or T/C cut-out matching are used for the EGR systems depending on the engine type or the number of turbochager.
過給機を1台のみ使用し、シリンダボア70cm以下の機関に適用されます。
EGR with bypass matching is configured with only one turbocharger and used for engines of cylinder bore 70 cm and smaller.
■ T/C cut-out matching(EGRTC):
過給機を2台以上使用し、シリンダボア80cm以上の機関に適用されます。
EGR with T/C cut-out matching is configured with two or more turbochargers and used for engines of cylinder bore 80 cm and larger.
■ EGRを適用することにより、下図の橙色の部分が追加されます。
Orange parts in the below figures are added by applying EGR.
展示会名 |
Sea Japan 2018 |
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会 期 | 2018年4月11日(水)~13日(金) |
会 場 | 東京ビッグサイト |
展示会カテゴリー | 造船/船舶修理/船舶技術、産業機械・機器全般(金属加工・工作機械・FA・制御機器) |
住 所 | 〒135-0063 東京都江東区有明3-11-1 |
主催者 | UBMジャパン株式会社 |
URL | http://www.seajapan.ne.jp/ |
備 考 |
出展社 | 株式会社三井E&Sマシナリー Mitsui E&S Machinery Co., Ltd. |
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住所 | 〒104-8439 東京都中央区築地五丁目6番4号 |