独自のAI／IOT技術を適応した「ENERGY CLOUD® Service」とその様々なソリューションを紹介

三菱重工は、会社の発展と社会貢献のための新たなプラットフォームを築くために社会や産業基盤を支えるメーカー。生活に密着したエアコンから、発電プラントなどの社会インフラ、LNG輸送船、豪華客船、航空機などの輸送機器、大型ロケットなどの宇宙機器に至るまで、世界中の人々の生活を支え、産業活動の基盤となる様々な製品を提供しています。500種類以上の製品数を誇り、陸・海・空から宇宙まで広がる壮大なビジネスフィールド、そして世界に誇る最先端の技術力とたしかなものづくりで社会を支えるビッグビジネスをグローバルに展開しています。

エネルギー自由化を迎え、エネルギーの最適運用と安定供給ニーズはますます高まってきています。
三菱重工では、電力を中心とするエネルギーのサプライチェーン全体にわたって品質・コスト・供給（QCD）の最適化を推進する提案型ソリューション・サービスとして｢ENERGY CLOUD® Service（エナジークラウドサービス）｣の提供を進めています。幅広い分野のもの創りで培ったエネルギー供給の運営実績とノウハウから、データマイニング技術を活用した、エネルギー運営の最適化ソリューションを紹介しています。

三菱日立パワーシステムズ株式会社(MHPS)が、高砂工場内に設置しているガスタービン・コンバインドサイクル(GTCC)発電プラント実証設備(T地点)を活用し、設計データと各種運転データを継続的に分析。発電プラント全体の出力、効率、信頼性、運用性を向上させています。こうしたエネルギーサプライチェーン上流の成果と積極的に連携し、サービスの拡充をはかっています。

① Brainを活用したバイオマス発電事業支援システム
■　バイオガス発生量を予測し、安定した発電をサポート
■　予測技術の運用や、管理・営業領域でのAIアシスト② Brainを活用したエネルギーQCD最適化システム
■　EMSシステム（Energy Management System）
発電量・電力需要の予測、発電設備・電力需要のコントロールができます。
■　QCDバランスの最適化
省エネ・見える化を実現しています。
■　AIを活用したデマンド予測

AI技術を活用した独自のデマンド予測技術を活用することで、高い精度でエネルギー需要を予測。加えて、独自に開発した設備モニタリングシステム「Netmation eFinder TM(ネットメーション・イーファインダー)」を使い、異常の検知や生産状態の把握を行うことが可能で、効率改善と省エネ活動をサポートしています。また、複数事業所をネットワークで接続し、需要予測・発電制御を行うエネルギーマネジメントシステム(EMS)を構築することで、複数事業所のエネルギーQCDを最適化しています。

①　Brainを活用した満足度向上システム
■　過去のデータの蓄積、学習により未来を予測
■　目的に応じた最適分析手法を選択②　モノ創りのQCD最適化の提案
生産工程や設備状態の最適化に貢献しています。③　Brainを活用したモニタリングシステム