旭化成株式会社(所在地:東京都千代田区、代表取締役社長 兼 社長執行役員:工藤 幸四郎)は、「2024知財・情報フェア&コンファレンス」(2024年10月2日~10月4日、会場:東京ビッグサイト)に出展し、偽造品との戦いに終止符を打つ偽造防止ソリューション「Akliteia®(アクリティア)」が、美術品の真贋鑑定に活用された事例などを展示紹介しました。
旭化成グループは、1922年に創業した総合化学メーカーです。
「大衆をしてより良き生活を営ましむべく最善の生活資料を豊富に且つ廉価に供給すること」を創業の使命とし、日本で初めて、水電解の水素を利用するカザレ法でアンモニアを合成することに成功するなど、合成化学や化学繊維事業からスタートしました。その後、日本経済の発展や社会・環境の変化に対応しながら積極的に事業を多角化し、事業ポートフォリオの転換を図り、成長してきました。現在では、繊維・ケミカル・エレクトロニクス事業からなる「マテリアル」、住宅・建材事業からなる「住宅」、医薬・医療・クリティカルケア事業からなる「ヘルスケア」という3つの領域で事業を展開しています。
Akliteia®の偽造防止ラベルは、複製が極めて困難なサブミクロンのパターンが刻み込まれています。この特徴により、Akliteia®の偽造防止ラベルが組み込まれた製品の複製を困難にします。
Akliteia®専用の真贋判定デバイスは、肉眼では見ることのできない偽造防止ラベルの超高精細なパターンを読み取り、客観的な製品の本物証明を実現します。
Akliteia® プラットフォームでは専用の真贋判定デバイスによる判定結果をブロックチェーンにより保護します。またデータの閲覧・分析により偽造品発生状況を把握することが可能です。
棟方志功は世界的に著名な芸術家であり、遺族や研究者を中心とした鑑定事業者「棟方志功鑑定登録委員会」において、真贋鑑定が行われています。
従来の鑑定方法では、鑑定のたびに紙の鑑定書を直接作品に貼付し、証印・割印をしていましたが、作品や鑑定書が偽造されたり、正規の鑑定書が剥がされて贋作に貼られたりするケースがあり、偽造対策と作品の損傷が課題となっていました。
また、鑑定や学術研究のうえでは作品の来歴も重要ですが、過去にいつ誰が鑑定したのか、膨大なデータや資料から履歴を照合することが大きな業務負荷となっていました。
そこで、より作品保護に配慮したうえで正確に鑑定内容を照合できるよう、「Akliteia®」を活用いただくことになりました。ラベル自体に偽造困難性があることに加えて、作品を損なわないサイズと色合いを選べることも採用の理由となりました。
鑑定後、棟方志功鑑定登録委員会において、真正性を担保する偽造防止ラベルを作品・鑑定書・付属品(掛け軸や作品が入っていた木箱など)に貼付するとともに、真贋鑑定結果をブロックチェーンに登録し、鑑定者・鑑定日時などの付属情報を鑑定登録委員会のデータベースに記録します。
偽造防止ラベルと真贋判定デバイスを用いた判定により、作品・鑑定書・付属品の真正性が永続的に担保されることとなります。また、ブロックチェーン上の判定結果と、鑑定登録委員会のデータベースを連携することで、鑑定依頼者も保全された鑑定結果をいつでも閲覧できるようになります。
なお、鑑定における「Akliteia」の活用スキームの特許出願は、棟方志功鑑定登録委員会と、緒方法律事務所、旭化成の3社共同で実施しております。
日時 | 2024/11/20(水) – 22(金) |
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会場 | 幕張メッセ |
URL | https://www.nextech-week.jp/hub/ja-jp.html#/ |
日時 | 2025/1/15(水)~17(金) |
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会場 | 東京ビックサイト |
URL | https://www.cosme-week.jp/hub/ja-jp.html |
出展社 | 旭化成株式会社 |
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住所 | 〒100-0006 東京都千代田区有楽町一丁目1番2号 日比谷三井タワー(東京ミッドタウン日比谷) |
URL | https://www.asahi-kasei.com/jp/ |
展示会名 | 2024知財・情報フェア&コンファレンス |
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展示会概要 | 従来の特許・実用新案中心のフェアに意匠、商標を加え、知的財産全般の情報を網羅することで規模、内容を充実させた展示会 |
会 期 | 2024年10月2日(水)~10月4日(金) |
会 場 | 東京ビッグサイト |
住 所 | 〒135-0063 東京都江東区有明3-11-1 |
主催者 | 産経新聞社 コンベンション事業部 |