三機工業株式会社(所在地:東京都中央区、代表取締役社⻑:石田 博一)は、「ENEX2024 第48回地球環境とエネルギーの調和展」(2024年1月31日(水)~2月2日(金)、会場:東京ビッグサイト)に出展し、「脱炭素アナリスト」をコンセプトに、省エネ・脱炭素技術として、今注目の木質バイオマスガス化発電システム、熱回収システム、産業用省エネ空調システム、排水処理省エネシステムを紹介しました。
社会インフラにかかわる多様な要素技術を保有し、空調、衛生、電気、情報通信、オフィス移転等の建築設備事業、搬送システム、コンベヤ等の機械システム事業、上・下水処理施設、ごみ焼却施設等の環境システム事業などを展開しています。また、カーボンニュートラルをはじめとする社会課題に対しエンジニアリング企業として答えを出し、サステナビリティ経営を推進することで、質と信頼を兼ね備えた選ばれ続ける会社を目指してまいります。
省エネルギーセンター会長賞を受賞した
ESCO事業の取り組み
ESCO事業とは、Energy Service Companyの略で、企業や学校、団体などが目標とする省エネルギー課題に対して包括的なサービスを提供し、実現した省エネルギー効果(導入メリット)の一部を報酬として受け取る事業のこと。三機工業は、群馬大学、三菱HCキャピタル、オリックス・ファシリティーズと共同で、群馬大学昭和キャンパス管理一体型ESCO事業に取り組みました。附属病院への省エネ設備導入と運用改善により、省エネ効果が向上したことが評価されました。
■省エネ設備の導入
この取り組みではエネルギー消費量の多い熱源設備に磁気軸受ターボ冷凍機、熱回収ヒートポンプ等の先進的かつ高効率な省エネ設備を導入し、また各棟のポンプ・ファンのインバータ化やLED化を実施。三機工業は設計・施工を担当し、ESCOサービス開始後は運転データの分析、省エネ効果検証、各種省エネチューニング等を行いました。
■既存設備も含めた運用改善による省エネ効果の向上
ESCO事業者にて大学内に常駐技術員を配置し、三機工業からは省エネの専門技術者としての助言・提案を行いました。2020年度から3年間で68件の運用改善案を協議、内40件を実施し、省エネ効果は年々向上。1年目は9.9%、3年目は12.5%削減となりました。
この空調システムは、三機工業が持つクリーンルーム設計施工のノウハウを活かし、クリーンルーム内の高い清浄度が要求されるオペレーションエリアと、生産装置発熱が大きいメンテナンスエリアとを、それぞれ適した方法で空調することに着目した技術です。
冷水温度の最適化により夏期ピーク時の設備動力削減が図られ、様々な省エネ手法との組み合わせにより、従来のクリーンルームと比べ、年間約40%の冷熱源動力を削減できます。
熱回収型ヒートポンプで冷水と温水を同時に製造し、設備のコンパクト化、熱の徹底的有効活用が可能です。そのため冷水と温水の負荷が同時に発生するケースに最適です。機器の更新に加え、システム全体の改善を図ることにより、従来方式に比べ、60%の省エネルギーが図れます。
出展社 | 三機工業株式会社 |
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住所 | 〒104-8506 東京都中央区明石町8番1号 |
URL | https://www.sanki.co.jp/ |
展示会名 | ENEX2024 第48回地球環境とエネルギーの調和展 |
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展示会概要 | 省エネルギー、脱炭素技術における国内最大級の総合展示会。脱炭素社会の実現に欠かせない最新の省エネ、エネルギーマネジメントやデジタル技術、再生エネ商材などを展示。 |
会 期 | 2024年1月31日(水)~2月2日(金) |
会 場 | 東京ビッグサイト |
住 所 | 〒135-0063 東京都江東区有明3-11-1 |
主催者 | 一般財団法人省エネルギーセンター |