信越化学工業株式会社(所在地：東京都千代⽥区、代表取締役社⻑：斉藤 恭彦 以下、「信越化学工業」という)は、「第16回 オートモーティブ ワールド -クルマの先端技術展-」（2024年1月24日～26日、会場：東京ビッグサイト）に出展し、高性能マグネットにより電動化・軽量化を実現する「自動車用電子材料」をご紹介しました。
信越化学工業は、1926年に信越窒素肥料㈱として発足。現在では、生活環境基盤材料、電子材料、機能材料、加工・商事・技術サービスの4つの分野で事業を展開しています。産業や生活に欠かせない基本素材となる塩ビ、半導体シリコンでは世界シェアトップ、シリコーンは国内シェアトップなど、数多くのトップシェア製品を持っています。
信越化学では「電装系」、「エンジン回り・駆動系」、「内外装」、「足回り」といった分野で自動車用電子材料を数多く取り扱っています。
・『H-粒界拡散シリーズ』―最高特性磁石―
高特性に特化した素材磁石とそれに最適化した粒界拡散技術の組み合わせにより、最高特性を有する「H-粒界拡散シリーズ」を開発しました。
・『E-粒界拡散シリーズ』―Dy拡散による従来拡散材の代替磁石―
耐熱性の向上を狙った素材磁石の改善と、それに合わせた粒界拡散技術の改良の結果、Dyを用いた粒界拡散で従来の拡散材に相当する『E-粒界拡散シリーズ』の開発に成功しました。
※『H-粒界拡散シリーズ』、『E-粒界拡散シリーズ』は現在量産準備中
・重希土類フリー磁石―信越化学のDy低減技術―
信越化学では、磁石組織中の結晶粒の微細化技術により、Hクラス（≧16kOe）までのDyフリー化を完了しました。また、この微細化技術と粒界拡散合金法を組み合わせることで、従来よりも重希土類使用料を大幅に低減した高性能な製品の開発に成功し、TSクラス（≧22.5kOe）まで母材Dyフリー化を達成しました。
・磁場解析技術
信越化学では流会拡散による保持力分布磁石の磁場解析に取り組んでいます。
流会拡散合金法を厚い磁石に施した場合、表面から内部にかけて保磁力に分布を持つ磁石となります。
モータの磁石に必要な保磁力は均一ではなく、領域によって異なります。
モータが必要とする保持力分布を満たす磁石を粒買拡散合金法で作ることにより、母材よりも耐熱性を向上させ、同じ耐熱性を持つ従来材よりも高い残留磁束密度Brを持つ磁石を利用できます。
日程:2024年7月24日（水）～26日（金）
会場:東京ビッグサイト
URL:https://www.jma.or.jp/tf/
| 出展社 | 信越化学工業株式会社 |
|---|---|
| 住所 | 〒100-0005 東京都千代田区丸の内一丁目４番１号 |
| URL | https://www.shinetsu.co.jp/ |
| 展示会名 | 第16回 オートモーティブ ワールド -クルマの先端技術展- |
|---|---|
| 展示会概要 | 自動運転、クルマの電子化・電動化、コネクティッド・カー、軽量化など、自動車業界における先端技術と製品が展示される、アジア最大級の専門展示会 |
| 会 期 | 2024年1月24日(水)～1月26日(金) |
| 会 場 | 東京ビッグサイト |
| 住 所 | 〒135-0063 東京都江東区有明3-11-1 |
| 主催者 | RX Japan株式会社 |
