人と技術の問題を解決する最先端の双腕ロボットを紹介しています

川崎重工業株式会社

《 第29回 インターフェックスジャパン 》

産業用ロボットのリーディング・メーカとして国内外の産業の発展に貢献
1878年、創業者の川崎正蔵が東京に川崎築地造船所を開設したのが川崎重工の始まりです。その後、陸・海・空はもとより、深海や宇宙へとそのフィールドを広げながら、数多くの日本初・世界初をかたちにしています。1世紀を超える歴史のなかで生み出されてきた技術・製品は国内にとどまらず、ワールドワイドの陸・海・空・宇宙にまで広く展開されています。
人手不足や産業空洞化問題を解消する双腕ロボットを提案
今回のインターフェックスジャパン展では、KAWASAKIロボットの医薬・医療向け機種の実機と共に、本年4月から開始した「ロボット派遣ビジネス」の実機を出展し、3Dカメラを使用したキューブの積み上げと、積み上げたキューブを倒さないための双腕による搬送のデモンストレーション展示を行いました。特に、「ロボット派遣ビジネス」は繁忙期などの期間限定での人出不足が生じる現場において、さらなる自動化・省力化に貢献できるようになり、ブースでは多くの来場者が熱い視線を送っていました。産業用ロボットの歴史において、45年以上にわたり培かわれてきた同社の経験と実績を余すことなくアピールする出展となっていました。
出展製品のハイライト
Kawasaki Robot MS005N【医薬・医療向けロボット】

MS005N
IMG_MS005N

高齢化が進み、ますます有用な新薬が求められる今日、製薬の現場では人手による作業ミスや微生物の混入などのリスク、そして抗がん剤などの高薬理活性医薬品を取扱うことによる人体への曝露リスクなどを避けるため、ロボットによる自動化が求められています。MS005N(※写真)はこれらの期待に応えるために開発されたメディカル用ロボットです。

[特長]
1. オールステンレス構造                   
2. FDA適合
3. クリーン環境適合
4. ツール用ケーブルを内蔵
5. 高いサニタリー性
6. フレキシブルな動作

[概要]
・可搬質量 5 kg
・リーチ 660 mm
・繰り返し精度 ±0.1 mm
[代表的な用途]
クリーンルーム/組立/ロード・アンロード/ハンドリング

双腕スカラロボットデュアロ Kawasaki Robot duAro

IMG_kawasaki_duaro

川崎重工業は東京センチュリーリース(株)と連携して、ロボットの派遣(レンタル)事業を4月から開始しています。ロボット派遣業という新たなビジネスモデルで新市場を創造すると同時に、少子高齢化に伴う労働人口減少などの社会問題を解決する双腕ロボットduAro(デュアロ)を開発。duAroは現場作業者一人分のスペースにそのまま収まり、人と協調して安全かつ正確に作業する画期的なロボットです。キャスター付のロボット本体(コントローラ内蔵)は設置や移動がとても簡単。しかも手を取って直接教えることができるダイレクト教示のため、難しいロボット言語やティーチングが不要です。導入に数週間要したり、技術者が必要だった今までのロボット導入の概念とは全く異なる画期的なものです。
つまり、ロボットの派遣社員がすぐに熟練作業を始めてくれることになります。また、経営者にとっては設備投資にともなう多額の初期投資や固定資産の計上も必要がない(オフバランス)うえに、生産変動に対する柔軟性、負荷の軽減も一気に解決してくれる存在になります。
展示会詳細
展示会名 第29回 インターフェックスジャパン
会 期 2016年6月29日(水)~7月1日(金)
会 場 東京ビッグサイト
展示会カテゴリー 化学・製薬・バイオ
住 所 〒135-0063 東京都江東区有明3-11-1
主催者 リード エグジビション ジャパン株式会社
URL http://www.interphex.jp/
備 考
出展社詳細
出展社 川崎重工業株式会社
住所 〒105‐8315 東京都港区海岸一丁目14-5
URL https://www.khi.co.jp/index.html