《 第3回<次世代>火力発電EXPO 》(スマートエネルギーWeek 2019内)
住友重機械工業は、変減速機、射出成形機などの標準・量産機械から環境プラント、産業機械、建設機械、造船など多岐に渡る事業を展開する総合重機械 メーカーです。住友重機械グループは、一般産業機械から最先端の精密機械、さらに建設機械、船舶、環境・プラント機器までをカバーする総合機械メーカー。100余年の伝統のなかで培ってきた「モノづくり」の精神は、ナノテクノロジーから巨大構造物まで様々な分野に展開され、「動かし、制御する」確かな技術を駆使することで、豊かな社会づくりに貢献しています。
住友重機械工業のCFB(循環流動層)ボイラ発電プラントついて、技術・製品のご紹介とともに、小型から超臨界、超々臨界圧の大型プラントまでの実績やバイオマス焚きCFBボイラとしては世界最大となる英国での事例など、パネル展示やブース内プレゼンテーションにてご紹介します。2017年にCFBボイラのパイオニアとして世界をリードしてきたSumitomo SHI FW (SFW) をグループに迎え、お客様へ、より幅広いご提案が可能になりました。
住友重機械工業はCFBボイラを核とした発電プラントを提供しています。CFBはバイオマスなど様々な燃料を効率よく燃焼できます。グループ会社であるSumitomo SHI FW (SFW) は470缶の納入実績をもつCFB技術のグローバルサプライヤーで、大型バイオマスCFBボイラの技術開発においても世界をリードしてきました。これからも豊富な実績をもとに、環境に配慮した信頼性の高い製品を通して、お客様に持続可能なソリューションを提供していきます。
◇ CFB(循環流動層)ボイラ発電プラント
【環境・プラント】 資源の有効活用で、住環型社会の実現をサポートするプラントシステム。
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多用な燃料の活用により、地球環境に貢献する
【バイオマス等の様々な燃料に対応。小型から超々臨界圧プラントまで。】
循環流動層(CFB:Circulating Fluidized Bed)ボイラーは、流動床(BFB:Bubbling Fluidized Bed)ボイラーよりも火炉(コンバスタ)内のガス速度(空塔速度)を上げ、粒子・ガスの混合を活発化し、燃焼反応の向上をはかったボイラーです。また、火炉から飛び出す流動砂および燃料をサイクロンで捕集し、再び火炉へ循環させることにより燃焼効率の向上をはかっています。
循環流動層ボイラ(CFBボイラ)を中核設備とした発電プラントは、従来は高効率利用が困難であったバイオマス燃料、廃棄物系燃料などの多用な燃料から電気、蒸気を作り出します。非化石燃料の活用による二酸化炭素排出削減や、低コスト燃料の高効率利用によるコスト削減など、お客様のご要望に合ったトータルプラントシステムをご提案します。
【1. 多燃料対応】
高温で活発に流動する砂の内部で燃焼させることで、難燃焼性の低品位炭だけでなく、従来は利用が困難であった多様な非化石化燃料(木質バイオマス、廃タイヤ、廃プラスチック、スラッジなど)も利用できます。
【2. 混焼技術】
最大5種燃料利用の実績を有し、複数種類の燃料を使用する混焼条件においても、信頼のある搬送システムとプラント制御技術により、安定的なエネルギー供給を実現します。
【3. 高効率】
高水分・高灰分といった難燃焼性燃料の使用でも、微粉砕することなく高い燃焼効率を達成します。
さらに、非化石燃料の活用で問題となる腐食問題や煙道への灰付着についても、抑制対策を織り込むことで、高い発電効率が得られる高温高圧蒸気条件の採用を可能としました。
【4. 信頼性】
産業用ボイラ(蒸発量25~300t/h級)から電力用ボイラ(2700t/h級 x 4缶)まで、豊富な実績により信頼性が実証されております。燃料の受入・貯蔵・投入から排ガス・灰処理まで、トータルプラントシステムを提供します。
【5. 保守】
「当社グループは国内外において470缶以上(※)の豊富な納入実績をもち、これらの経験から得られた知見と最新のノウハウを織り込んだ保守サービスを提供します。
(※)本実績は、当社グループ(住友重機械工業株式会社および子会社Sumitomo SHI FW)のCFB技術供与先を含みます。」
【6. 環境性能】
非化石燃料の使用により、CO2の排出削減に貢献します。石灰石吹込みによる高効率炉内脱硫、低温2段燃焼と尿素水吹込みにより、排ガス処理設備を設けることなく、大気汚染物質である硫黄酸化物(SOX)、窒素酸化物(NOX)を低減します。
* 住友重機械工業は、2017年6月23日にAmec Foster Wheeler plc.社の循環流動層(CFB)ボイラ事業を取得、当該部門は新会社 Sumitomo SHI FW として事業を開始しました。
CFB(循環流動層)ボイラ発電プラント
多用な燃料の活用により、地球環境に貢献する
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住友重機械 実績事例
稼働中としては世界最大バイオマス焚きCFBボイラ発電プラント
世界最大かつ最高効率のバイオマス先焼CFB発電プラントを建設中
持続可能で安価な電力供給に向けての大きな飛躍
石炭からバイオマスまで多様な燃料を効率よく燃焼
住友重機械の循環流動層(CFB:Circulating Fludized Bed)ボイラは、低品位炭、RPF(廃プラスチック&ペーパー燃料)、TDF(廃タイヤ燃料)、また住宅解体等に伴い発生する建築廃材や間伐材等の林地残材に代表される木質バイオマスといった、従来では高効率、安定燃料が困難であった燃料に対応でき、資源の有効活用、さらにはバイオマス燃料の利用により地球温暖化の原因となるCO2排出量の削減に貢献できます。
CFBボイラは底部から空気を吹き込み、燃料中の灰分や流動媒体である高温の粒子と燃料を均一に浮遊混合させることで効率よく燃焼することができます。また燃料ガスとともに上昇する粒子はサイクロン(セパレータ)で分離しボイラ底部に戻すことで燃焼効率を高めています。
■ 経済性
低品位炭、バイオマス等の低コスト燃料に幅広く対応でき、設備のランニングコスト低減に貢献できます。
■ 高効率
燃料を微粉砕することなく高効率に燃焼できます。また最適な過熱器構造、配置、材料選定により、バイオマス等の燃焼で問題となる腐食、灰付着を低減し、高温高圧の蒸気条件を実現できます。
■ 信頼性
産業用ボイラから電力用ボイラまで、国内外および技術提携先Foster Whoole社の豊富な実績と経験に基づくノウハウにより信頼性の高い設備を提供できます。
■ 環境性能
バイオマスのような非化石燃料を使用することで地球温暖化の原因となるCO2排出量の削減に貢献できます。また石炭石吹込による炉内脱硫、低温二段燃焼と尿素吹込による無触媒脱硝が可能です。
住友重機械工業株式会社愛媛製造所(新居浜工場)内に設置している大型実証試験設備により、お客様が計画される燃料で実証試験を実施し、実機設計に反映します。
■ 実証試験項目
● 燃焼テスト
● ブローブによる腐食テスト
● 排ガス分析
● 灰分析
小規模分散型バイオマス発電のご提案
住友重機械工業では、間伐材等の林地残材や製材所から発生する製材くず等を燃料とした小規模分散バイオマス発電事業を実現しやすい、5MW級の小型CFBボイラをラインナップしています。
■ 短納期の実現
大型モジュールで搬入、据付が可能であり、従来工法に比べ短納期を実現しました。
■ 建設工事の簡易化
小型CFBボイラを構成する各モジュールを工場制作することにより、建設現場での溶接作業を削減でき、工期短縮とともに品質管理の向上を実現しました。
循環流動層ボイラ 住友重機械
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この製品に関する情報・お問い合わせについて
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展示会名 | 《 第3回<次世代>火力発電EXPO 》(スマートエネルギーWeek 2019内) |
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会 期 | 2019年2月27日(水)~3月1日(金) |
会 場 | 東京国際展示場(東京ビッグサイト) |
展示会カテゴリー | 環境・エネルギー |
住 所 | 〒135-0063 東京都江東区有明3-11-1 |
主催者 | リード エグジビション ジャパン株式会社 |
URL | http://www.thermal-power.jp/ |
備 考 |
出展社 | 住友重機械工業株式会社 Sumitomo Heavy Industries, Ltd. |
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住所 | 本社 〒141-6025 東京都品川区大崎2-1-1 Thinkpark Tower |