《 第1回 [次世代] モバイル通信展 》
三菱ガス化学株式会社(MGC)は、『社会と分かち合える価値の創造』をグループビジョンに、自社開発技術と海外展開力を活かし、社会を支える基礎化学品から身近な機能製品、そして資源開発に至るまで、幅広い領域に事業を展開する化学メーカーです。メタノール・キシレン・過酸化水素等の社会を支える「基礎化学品」から、エンジニアリングプラスチックス・電子材料・脱酸素剤エージレス等の身近な「機能製品」、そして資源エネルギー開発に至るまで、独自技術で様々な事業を展開しています。
時代に先行する新しい素材や技術の開発を通じて、社会の要請に絶えず応えられるよう、各事業分野の技術革新を進めるとともに、新たな化学の未来を作るための挑戦を続けています。
MGCは、非常用電源/無停電電源としてDMFCを用いた電源装置を紹介いたします。500W級 UPS重視モデル『MGC-FC56』と200W級 ポータブルモデル『MGC-FC46』があります。いずれもDMFCとリチウムイオン電池(以下LiB)を組み合わせたシステムで、日本放送協会(NHK)との共同開発品です。
商用電源が使えない場所・状況では、二次電池・太陽電池・エンジン発電機などが使われていますが、弊社はDMFCという新しいソリューションを提供しています。
DMFCはPEFCの一種で、燃料として水素ガスではなくメタノール水溶液を使用するタイプの燃料電池です。正極に空気、負極にメタノール水溶液を導入すると内部で化学反応が起こり、電気を作ることができます。燃料が続く限り電気を作り出せるので、電池と言うよりは、発電機に近い特徴を持っています。
* PEFC=Polymer Electrolyte Fuel Cell(固体高分子形燃料電池)。燃料電池自動車や家庭用燃料電池などが知られています。
MGCでは、電極触媒(Pt/C, PtRu/C)及びMEA(Membrane Electrode Assembly; 膜電極複合体)を自社開発・生産しているため、白金使用量の低減と高出力密度、長寿命を両立しています。 具体的には、白金使用量1mg/cm2以下で、出力密度は100mW/cm2以上、寿命5000時間以上を達成しています。
直接メタノール形燃料電池電源システム 非常用電源・無停電電源
直接メタノール形燃料電池電源システム 非常用電源・無停電電源
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UPSとして使用時、停電等で給電が停止するとLiBからの出力に切り替わり、電気供給を継続します。LiB容量が低下すると自動的にDMFCユニットが起動し、発電が開始され、外部機器の消費電力がDMFCユニットの給電能力以下であれば、燃料が続く限り必要な電力が継続的に供給されます。余剰電力はバッテリーに充電され、満充電になると自動で運転を停止します。外部機器の消費電力がDMFCユニットの給電能力を超える場合、LiBがバッファーとなり不足分の電力が供給されるため、LiBの容量が許す限り外部出力が継続されます。このように、DMFCをLiBと組み合わせることで信頼性、利便性の高いシステムを構築しています。
■ 太陽光、風力発電に対し、燃料残量管理により、天候に関係なく稼働時間を見積もることが可能。
■ 内燃機関に対し、静音、クリーンであるため、都市部や屋内での発電が可能。
■ 改質型燃料電池に対し、UPSとして使用(待機)する際に、余計な電力を消費せず経済的。
具体的には以下のような用途が考えられます。
■ ライブカメラのバックアップ電源(超長時間バックアップ)
■ 遠隔地に設置する観測機器の常用電源(クリーン・コンパクト)
■ 災害時のBCP(事業継続計画)確保向けのオフィス非常用電源(静音・クリーン・長時間運転)
■ アウトドア・レジャー用電源(静音・コンパクト・クリーン)
【 こんなとき、DMFC電源システムをご検討ください。 】
■ 静かで屋内でも使用できる発電機がほしい。
■ 災害時の長時間停電でもBCPを確保したい。
■ 商用電源が使えない場所で確実に長時間使える電源がほしい。
■ エンジン発電機もバッテリーも太陽光パネルもマッチしない。
DMFCには、燃料として濃度54%のメタノール水溶液「メタミックス®」を使用します。
メタミックス®は、元々メタノール水蒸気改質による水素製造装置(MH-MDプロセス)用の原料として開発された高純度メタノール水溶液です。ガソリンや軽油等と異なり、保管しておいても劣化しないので、非常用の燃料としても適しています。また、危険物、毒劇物に該当しないので取り扱いに資格等が必要なく、貯蔵・輸送が容易です。MGCはメタノールのメジャーサプライヤーとして、高品質なメタミックス®を市販しています。
* メタミックス®は三菱ガス化学株式会社の登録商標です。
【 特徴 】
■ 必要に応じて全国配送が可能。
■ ガソリン等に見られるような時間経過に伴う劣化がなく、長期保存が可能であり非常用の備蓄に最適。
遠隔地において設置する場合でも、携帯電話回線を介してクラウドサーバと接続することで、設置場所に行かずとも稼働状況(出力、連続給電可能時間など)をブラウザでいつでも、どこでも確認できるため、安心してご利用いただけます。停電や燃料枯渇など発生した際は自動的に電子メールで通知されます。オプション契約によりMGCからの遠隔保守対応が可能です。
* 遠隔監視システムの使用には通信サーバ使用費が別途必要です。
MGC-FC56の屋外設置向けに専用のキャビネットをご利用いただけます。内部には燃料150Lと水50L収容可能です。
【 特徴 】
■ 内蔵の燃料タンクで5日間以上電源供給可能。
展示会名 | 第1回 [次世代] モバイル通信展 |
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会 期 | 2018年04月04日(水)~2018年04月06日(金) |
会 場 | 東京ビッグサイト |
展示会カテゴリー | 電気・電子・磁気・半導体、産業機械・機器全般(金属加工・工作機械・FA・制御機器) |
住 所 | 〒135-0063 東京都江東区有明3-11-1 |
主催者 | リード エグジビション ジャパン株式会社 |
URL | http://www.mobilenetwork.jp/ |
備 考 |
出展社 | 三菱ガス化学株式会社 MITSUBISHI GAS CHEMICAL COMPANY, INC. |
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住所 | 〒100-8324 東京都千代田区丸の内2-5-2 三菱ビル |