《 INCHEM TOKYO 2017 第9回最先端の高機能材料・素材の専門展示会 》
住友化学グループは、石油化学部門、エネルギー・機能材料部門、情報電子化学部門、健康・農業関連事業部門、医薬品部門の5事業分野にわたり、幅広い製品を グローバルに提供しています。「化学の力」を基盤に開発した多岐 にわたる製品の提供を通じ、人々の豊かな暮らしづくりに広く貢献し「世界中に信頼と感動の輪を」広げる取り組みに挑戦し続けています。
「ものづくりによる社会貢献とプラントオーナーの技術」をテーマ
気候変動対応や資源有効利用などに資する製品・技術の認定制度の取組みやプラントオーナーとして培ってきた制御技術・検査技術などを紹介しています。
■ スミカ・サステナブル・ソリューション認定制度
■ スミカエクセル®PES(ポリエーテルサルホン)
■ プラント制御性監視システム
■ MFR(磁束抵抗法管肉厚測定技術)
■ 電磁超音波探触子を用いた腐食減肉検査技術
■ サステナブルな未来をつくる住友化学グループの製品と技術
■ 温暖化対策、環境負荷低減などに貢献する製品・技術を認定
住友化学グループは2016年度より、温暖化対策、環境負荷低減などに貢献する製品・技術を”Sumika Sustainable Solutions”として認定することしました。それらの開発・普及を促進することにより、持続可能な社会を構築するためのソリューションを提供し、SDGsの達成に貢献したいと考えています。
■ 温室効果ガスの排出削減に資するもの
■ 気候変動による影響の適応に資するもの
■ 廃棄物・有害物質の削減や環境負荷低減に資するもの
■ 水質源の効率的な利用に資するもの
■ 新エネ創出関連で使用される製品・部材・材料
■ バイオマス由来の原料を使用
ほか3項目
これまでに認定されている34の製品・技術の売上実績は2,934億円(2016年度)で、製品ライフサイクルを通じた温室効果ガスの削減貢献量は、約5,300万トン(CO2換算、2020年予測値)です。
温暖化対策、環境負荷低減などに貢献する製品・技術を認定・「Sumika Sustainable Solutions」主要な認定製品・技術がクリックすると拡大して見られます。
Sumika Sustainable Solutions (SSS) スーパーエンジニアリングプラスチック
スミカエクセル®PESは、琥珀色を帯びた透明樹脂で、耐熱性、耐クリープ性、寸法安定性、難燃性、耐熱水性などの特徴を有し、ペレットグレードは、リレー、パーンインソケットなどの電子部品、ICトレー、自働車部品をはじめ、種々の用途に展開されています。またパウダーグレードは航空機用途におけるエポキシ複合材料の靭性付与剤、耐熱塗料、接着剤、医療、食品用に平膜および中空糸膜などの用途に幅広く展開されています。
スミカエクセル®PESは航空機用炭素繊維複合材料(CFRP)靭性を付与するために使用され、性能向上のためになくてはならない材料です。CFRPは航空機の主翼・尾翼・胴体に使用され、航空機の燃費を向上させることから、温室効果ガスの排出削減に貢献しています。
プラント安定化に貢献する制御性能監視システム
プラントの制御およびオペレーションを高度化して能力を最大限引き出すための基盤として、プラントの制御性能を常に良好な状態に保つ必要があります。プラントに数多く組み込まれているPIDコントローラの不具合を効率良く検出し、プラントの制御性能の変化を監視するシステムを展開することにより工場全体の安定化を達成できます。
当社が開発した制御性能監視システム
■ プラント運転データを解析し、PIDコントローラの不具合(手動介入頻度、バルブ不具合、チューニング不良など)を定量的に検出できます。
■ 間欠的に稼働するバッチプラントに対しても診断できます。
■ プラントごとに各PIDコントローラの制御性能の変化を可視化し、プラント全体の制御性能を維持・向上するための制御改善活動をサポートします。
■ プラントの本質的な安定化
■ プラントの運転高度化に向けた基本制御系の制御性能向上
■ プラントの運転状態の監視
「制御性能監視システム」・制御性能監視システムのデモ(制御診断画面 / 診断結果レポート)が拡大して見られます。
炭素鋼管の高速・高精度検査技術 磁束抵抗法(MFR)
炭素鋼管の磁束密度(抵抗)分布を計測して肉厚測定
炭素鋼管の肉厚は主に水浸回転式超音波厚さ測定法で検査されてきましたが、検査速度が遅いという問題がありました。
磁束抵抗法(Magnetic Flux Resistance: MFR)は、永久磁石とヨークおよび炭素鋼管によって形成される磁気回路中の磁束密度(抵抗)をホール素子で測定して肉厚を評価します。そして、課題であった高速・高精度な肉厚測定を可能にしています。
MFRは±0.2mmのすぐれた肉厚測定精度を確保しながら、1日あたり500本程度(長さ4~5mmの管の場合)の検査が可能です。管の内面にスケールが付着していても、測定ブローブが通過できれば測定精度に影響はありません。また、測定に際して、水などの媒体も必要ありません。
石油精製プラント、石油化学プラント、化学プラント、発電プラント等、各種プラントの「熱交換器伝熱管検査」・「反応器反応管mp検査」分野に役立ちます。
電磁超音波探触子を用いた腐食減肉検査技術
電磁気で超音波を励起、前処理・触質・特殊技能不要の減肉検査
プラントの高経年化に伴い、配管の外面腐食が重大な問題となっています。その中でも配管を支持する架台との接触部は雨水や塵が溜まりやすく、腐食が促進され易い環境にあります。この部位の減肉深さは、架台を挟み込むように配管表面に超音波深触子を設置して超音波を送受信し、得られた超音波の減衰率から推定します。
電磁超音波深食触子(Electromagnetic Acoustic Transducer:EMAT)はローレンツカや磁歪といった電磁気的な作用を利用し、導電体中に超音波を励起します。従来の圧電素子型の超音波探触子は、配管表面の劣化した塗装や錆を落とすケレン作業が必要でしたが、EMATは非接触で超音波を配管に励起可能なため、前処理にかかる時間やコストを削減できます。
石油精製プラント、石油化学プラント、化学プラント、発電プラント等、各種プラントの「配管の架台接触部の腐食減肉検査」・「配管の防油堤貫通部の腐食減肉検査」の分野に役立ちます。
MFR(磁束抵抗法管肉厚測定技術)・EMATを用いた配管架台接触部の減食減肉検査技術がクリックすると拡大して見られます。
展示会名 | INCHEM TOKYO 2017 第9回最先端の高機能材料・素材の専門展示会 |
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会 期 | 2017年11月20日(月)~11月22日(水) |
会 場 | 東京ビッグサイト |
展示会カテゴリー | 工業用高機能素材・各種新素材 |
住 所 | 〒135-0063 東京都江東区有明3-11-1 |
主催者 |
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URL | https://www.jma.or.jp/inchem/outline/products.html |
備 考 |
URL: https://www.mitsuichem.com/jp/
出展社 | 住友化学株式会社 SUMITOMO CHEMICAL COMPANY, LIMITED |
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住所 | 東京本社 〒104-8260 東京都中央区新川2丁目27番1号 東京住友ツインビル(東館) |