環境へのやさしさと高効率を両立した新製品「自然冷媒　冷凍冷蔵コンデンシングユニット『HCCV1001』」を中心にご紹介

三菱重工冷熱は、人びとの生活や産業に「環境」を提供する冷凍空調の総合専門企業。三菱重工の冷熱製品を主とし、またその技術を活かしたチラー・ヒートポンプ給湯機・園芸暖房・病院空調・学校空調など各種装置や周辺機器の販売・サービス･工事を皆様に提供しています。

また、長年に亘り培ってきた冷凍、空調、環境設備などの分野において、エンジニアリング事業や大型冷凍機事業などの高度な技術を駆使し、新しい時代のニーズに応えながら、環境保全に配慮した数々の冷熱・環境事業の開発・提案・サポートを提供しています。

自然冷媒であるCO₂を採用した業務用ノンフロン冷凍冷蔵コンデンシングユニット「HCCV1001」（三菱重工サーマルシステムズ（株）製）はCO₂二段圧縮機スクロータリーをはじめ、先進冷熱技術を活用することにより、地球環境に対する配慮と高効率を実現。冷凍冷蔵倉庫様向けやスーパーマーケット様などの冷凍冷蔵食品陳列ケース向けを中心に、省エネおよび環境負荷低減に対するニーズに対応しています。

自然冷媒CO₂を採用した、CO₂二段圧縮機スクロータリー内蔵の機器です。冷凍冷蔵倉庫向けやスーパーマーケットなどの冷凍冷蔵食品陳列ケース向けを中心に、省エネと環境負荷低減ニーズに対応しています。

①　環境にやさしい、安全な自然冷媒を採用
②　様々な温度域に利用することができます
③　世界初の2段圧縮様式“スクロータリーコンプレッサ”を搭載

■　自然冷媒“CO₂”を採用し、地球環境の保護に大きく貢献
1.5kW以上の業務用コンデンシングユニットが指定製品化され、2025年までに地球温暖化係数（GWP）1,500以下達成基準として課せられています。GWPが1である自然冷媒CO₂を採用したコンデンシングユニットを開発。環境に貢献しています。

■　HFC冷媒削減スケジュール
モントリオール議定書のキガリ改正により各国でHFC冷媒の削減に対し、取り組むことが必要となっています。

■　冷蔵から冷凍まで幅広い温度範囲に対応
蒸発温度は7セグメントディスプレイより1℃刻みで設定が可能です。

■　Q-tonで採用の世界初の2段圧縮式“スクロータリーコンプレッサ”搭載
①　スクロール方式、ロータリー方式を組み合わせ→全ての運転条件で高効率を達成
②　ガスインジェクションサイクルの採用→高効率サイクルの採用で省電力を実現
③　オイルポッド（油溜め）の設置→圧縮機の給油を確保することにより長配管化（100m）を実現→圧縮機の信頼性確保

■　余裕の長配管で設計の自由度と施工性向上
①　配管の長さは最大100mまで。クーラーユニットとの高低差は22mまで使用可能
②　機体の側面連続設置が可能、設置の省スペース化が可能